We should wait for the heat to die down. ほとぼりが冷めるまで待ったほうがいい

 イディオム「We should wait for the heat to die down.」を使った英会話と、会話のポイントを解説します。

英会話の例:

Situation: 会社で新しいプロジェクトの発表をしたところ、一部の社員から強い反発が起きてしまい、計画の進行が滞っている状況。

登場人物

セリフ(日本語)

セリフ(英語)

A (マネージャー)

昨日のプロジェクト発表以来、まだオフィス内の緊張が続いていますね。どうすればいいでしょうか?

The tension in the office is still high since the project announcement yesterday. What should we do?

B (同僚)

今、無理に押し進めようとしても、さらに反発を招くだけでしょう。今は少し時間を置くべきだと思います。

Trying to force it now will only invite more backlash. I think we should take a step back for a while.

A

そうですね。すぐに話し合いの場を設けるべきか迷っていました。

You're right. I was wondering if we should set up a meeting immediately.

B

いいえ、もう少し様子を見ましょう。**ほとぼりが冷めるまで待ったほうがいいです。**その後で、個別に懸念事項を聞く時間を設けるのはどうでしょうか。

No, let's wait a bit longer. We should wait for the heat to die down. Then, how about setting aside time to listen to their concerns individually?

A

それは良い考えです。感情的になっている人たちが落ち着けば、もっと建設的な議論ができるでしょう。

That's a good idea. Once the people who are emotional calm down, we can have a more constructive discussion.

B

その通りです。その間に、次のステップのための情報を整理しておきましょう。

Exactly. In the meantime, let's organize the information for the next steps.


会話のポイント解説:

  1. イディオムの意味とニュアンス:

    • "wait for the heat to die down" は直訳すると「熱が冷めるのを待つ」となり、「ほとぼりが冷める」「騒ぎが収まる」「(怒りや興奮などの)激しい感情が鎮静化する」という意味で使われます。

    • この会話では、プロジェクトに対する**強い反発(high tension / backlash)**という「熱」を持った状況が、自然に収まるのを待つというニュアンスで使われています。

  2. 文脈:

    • このイディオムは、特に公の批判、トラブル、議論、怒りなどの激しい状況に直面している際に、「今は動かず、時間経過によって状況が落ち着くのを待つべきだ」と提案する際に非常に適切です。

    • 類語として "Wait for things to cool down." も使われますが、"wait for the heat to die down" の方が、より具体的で強烈な緊張や困難な状況(公の場での反発など)の鎮静化を待つというニュアンスを強調できます。

  3. 会話での流れ:

    • Aが現状の問題点(高まる緊張)を提起し、すぐにアクションを起こすべきか迷っている(I was wondering if we should set up a meeting immediately)。

    • Bが、今動くことのデメリット(only invite more backlash)を指摘し、**「ほとぼりが冷めるまで待つ」**という提案をします。

    • その後の行動(listen to their concerns individually)は、ほとぼりが冷めた後に冷静に行う建設的なステップとして示されており、イディオムを活かした自然な流れになっています。

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